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衆院は13日午後の本会議で、19日に任期を終える速水優日銀総裁の後任として、元副総裁の福井俊彦富士通総研理事長の就任を自民、公明、保守新の与党3党などの賛成多数で同意した。
任期は5年で、内閣が任命する前に国会同意が必要になった1998年4月施行の新日銀法の下で、初めての総裁人事となる。
武藤敏郎・前財務事務次官、岩田一政・内閣府政策統括官の副総裁人事も同意。正副総裁ともに、14日以降に参院本会議でも同様の手続きを経て、20日に内閣が任命、正式に就任する段取りだ。
福井氏は参院の同意を受けた後、衆院の財務金融委員会で参考人質疑に出席、株安を背景にした金融不安払しょくや、デフレ克服に向けた政策運営の方針を表明する見通しだ。
武藤氏と岩田氏は、日銀から内部昇格した山口泰氏、経済記者出身の藤原作弥氏の両副総裁の後任となる。