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トヨタ自動車グループ傘下で経営再建を目指す総合商社のトーメンは12日、再建計画の一環として、主力取引銀行のUFJ銀行など7行を引受先として総額720億円の優先株を今月28日に発行すると発表した。
UFJ銀行は、このうち300億円分の引き受けを決定。トーメンはまた、同銀行から1100億円の債務免除を受けることで同日、正式合意した。
トーメンは残る420億円分の優先株の引受先について、三井住友銀行、東京三菱銀行など6行に50億−90億円ずつ要請するとしている。
昨年12月にトヨタ自動車の商社、豊田通商との経営統合を目指すと発表した際は、資本増強の計画額は総額600億円だったが、トーメンは「計画をクリアするために出資額の上積みをお願いした」と説明している。