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円高!
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拙著「2003年、フセイン特需で日本は大復活する」の表紙に「円高」をうたったが、予定通り3月7日NY で1ドル116.36円をつけた。日銀が介入し117.10円まで戻したが、介入が市場の趨勢に勝てないことは明らかである。今後一時ドルの反発があるが本年は一貫して円高基調となるだろう。あらゆる機会で述べてきたが、2003年は円高、株高、土地高のトリプル高!日本経済の混迷は、邦銀乗っ取りを狙うアメリカ勢が、小泉首相が経済丸投げした竹中大臣と共同歩調をとったところから始まったのである。竹中大臣が強引に進めたメガバンク国有化がうまくいきそうだったので、アメリカ勢は一斉に銀行とニッケイダウに影響が大きい値がさ優良株に空売りを浴びせかけた。株価急落、含み損増大でメガバンクの不良債権引き当てはさらに困難になり、国有化圧力が高まった。ところが、竹中大臣の意図に反して、メガバンク勢はなりふり構わぬ第三者割当増資で自己資本増大に走り、なんとか国有化を免れることになったので、竹中大臣に乗ったアメリカの経済戦略は急遽作戦変更を迫られ、経済閣僚トップのオニール財務長官、竹中大臣とコンビのリンゼイ経済諮問委員長、ハバード大統領経済顧問を更迭すると同時に、後任にマーケットのプロを当てることにした。小泉政権がアメリカにとって役不足と判明したためアメリカの邦銀支配作戦の次の手は、日本政府ではなく市場を通して実行することになった。アメリカ勢は市場で邦銀を買いまくることになるが、邦銀国有化を期待して空売りを重ねた外資の玉が大量に残っている。これを利益を出して始末する必要がある為、国内投資家を売りに走らせ、空売りの買戻しで利益を出しながら、新規に邦銀を買い増していく作戦である。先月から「もう一度8000円を割るようなことがあるが、外人はそこで空売りを買戻し利益をだして、今度は買いあがってくる」と言ってきたが今はその時。すべてはアメリカ勢の作戦通りに進んでいる。今後アメリカ勢は、邦銀支配の為市場で持株比率を上げると同時に邦銀の第三者割当に進んで参加するのは当然のこと。ニッケイ平均を下げながら、銀行と優良銘柄を買い進んでくる。基本的には外人の日本買いはもう始まっている。最近のニッケイ8000円割れ、円高、さらにメガバンクの下げ止まりはこうしたアメリカ勢の戦略の結果と見る。儲けるには相場を動かす者に付くことが常道。外資が値を下げているのは買っている何よりの証拠だから、素直に外資の戦略に乗ることだろう。
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サダム・フセインからブッシュへ、、、キックバック受益者の交代
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サダム・フセインは、1991年の湾岸戦争以前は年に$10 billion(1兆2千億円)を稼いで世界で3本の指に入るほどの大金持ちだった。戦後は制裁が厳しくなったが、原油の裏取引、タバコの密輸、国連を通して50セント安く売ってオフショアでキックバックを受けるなどして結構稼いでいる。湾岸戦争後は3割ほど減ったが年間最低$7billion(8千4百億円)は確保出来ている。フセイン個人とは別に、国家としての隠し財産は$100billion (12 兆円)は下らないと言われ、米国国防省副長官ウルフォウイッツは「イラクで差し押さえる資金はイラク占領のコストに充当する」と発表しているほどである。北朝鮮を使って日本から脅し取っただけでは間に合わないから当然のこと。サダム・フセインを政権から降ろす理由はフセインが独裁者だからでもイラクを民主主義国家にするためでもない。今後イラクの石油を押さえるのは勿論だが、今までアメリカがイラクの石油を80%も買ってフセインにキックバックを溜めさせ、太ったところで全部いただき、今度はブッシュがキックバックを取る番と言うこと。アメリカが独裁者は駄目だと言うなら、1980年代に何故独裁者フセインを支援したのか、同盟国のクエートもサウジも民族の富を王家に独占させているのはアメリカではないか。もっともイラクを占領した後は、もうご用済みだから今度は両国を民主主義の名の下に潰しにかかることになるが。
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フランスがアメリカの対イラク戦争に反対する理由
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フランス、ロシア、中国、ドイツが米英のイラク攻撃に反対する理由は、「湾岸戦争以来12年間、彼らが対イラク制裁の緩和に努めて得た実績の反対給付としてフセインからもらった油田の権利を米英に盗られたくない為」であって決して「戦争反対」だからではない。自国の利益になる戦争なら戦争を正当化するし、今回のようにまだアメリカとイラク石油利権の配分率が決まらない限り戦争反対である。「落としどころ」がそろそろ決まる段階。フランスの関心はイラク石油利権だけではない。フセインの隠し財産にもかかわっているから。例えばフセインは“Mother's Day”で有名なフランスの大手出版社(Elle)約8%の株主であるし、フランスからイラクが買う武器のフセインへのキックバックはフランスに隠されている。フランスは自国にある膨大なフセイン資産をアメリカに押さえられたくないのである。戦争賛成派も、反対派も、正義や平和を口にするなど、実は「お笑い草」。
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特報!
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中国より投資条件がよく、信用の蓄積に国を挙げて努力しているベトナムに私が注目し、当地の経済閣僚との関係を深めたことは月刊「力の意志」(平成15年1月号)に特集しました。本年4月ベトナムの大統領が訪日されるのを機会に私と対談することになりました。中国は2008年で一区切り、次のアジアの投資天国はベトナムです。トップ・ダウンで、ことがスムーズに行く間にクサビを打っておくことが勝者の道。現地生産計画等プライベート・コンサルティングを実施しています。お気軽に!(お問い合わせは、帝国事務所TEL:03-3591-8111 担当:小林まで)
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いよいよ待望の「目からウロコ」 大阪大会/東京大会
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戦争経済は「全く別の尺度」で読まなくてはならない。どんなアナリストも答えられない経済が始動!読むか、読まれるか、それは参加者のみが知り得る!
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発信者 : 増田俊男(時事評論家、国際金融スペシャリスト)