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あおぞら銀行争奪戦では三井住友FGは惨敗した
筆頭株主のソフトバンクが約49%保有するあおぞら銀行(旧日債銀)株の売却問題は10日までに、三井住友側が惨敗し、米投資ファンドのサーベラスの購入で決着する見通しとなった。
サーベラスは、競合する三井住友フィナンシャルグループと同額の約1000億円を買収価格として提示するとみられる。すでにあおぞら銀株12%を所有しており、競合相手と同額の場合は優先的に買い取る権利を持つ。
金融庁はこれまで、「外資に渡れば、また転売される。ドライな外資系より邦銀による買い取りが望ましい」(幹部)として、三井住友を水面下で後押ししてきた。
だが、サーベラスが「最低5年は保有する」と表明し、「日米関係を考えれば、これ以上、金融庁が強引に邦銀に買わせようとするのは難しい」(関係者)という。
軍配があがったサーベラス
この結果、サーベラスが筆頭株主となり、他の大株主のオリックス、東京海上火災保険に「あおぞら銀株の保有は合計でも5割未満に抑える」とも表明している。超過分となる約12%の株式の引き受け先の検討に着手しているもようだ。
あおぞら銀株購入をめぐるバトルは、三井住友側が2月末、約1000億円で買収し、持ち株会社から独立した子会社として運営する案を提示。優先交渉権を持つサーベラスは、30日以内に検討できる立場にあった。
期限は4月中旬までで、サーベラスは期限までに最終結論を出す。
20%以上の銀行株を保有する場合、金融庁の認可が必要だが、同庁もこれ以上の抵抗は困難。
三井住友側も、外資などに総額4500億円の増資を行い、あおぞら銀株を買収しなくても自己資本比率の低下を食い止めるメドがついており、約1年に及ぶ日米買収バトルはやはり、外資側に軍配が上がりそうだ。