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竹中平蔵金融・経財相は9日のテレビ番組で、前週末にバブル後最安値を更新した株価に関し「株式市場にはゆがんでいるところもあるので直してゆく」と述べ、何らかの対策を検討する考えを示唆した。
ただ金融相は「株価を上げるための対策はあり得ない」と強調。市場の構造を改革するための施策が必要との認識を示した。具体策には言及しなかった。
現在の株価水準については「注視しなくてはならないが、(日経平均株価が)8000円を割っても、(金融システムが)大混乱になる状況ではない」と述べた。
また大手銀行について「5月、6月は決算や人事の季節になり、結果が出てくる」と述べ、自らがまとめた「金融再生プログラム」に基づく資産査定の厳格化などへの成果だけでなく、人事刷新への期待感も示した。