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私の投稿は、ネット上に漂う無数のゴミ情報の一つですが、戯言とおもい御一読下さい。
いよいよ、昨年の夏頃より予想されたクライマックスが近づきました。
イラク攻撃という地政学的リスク、最近必要以上に使われ過ぎています。
予想されたごとく、NYダウ日経平均は最安値を更新しました。為替も115円を伺う局面を迎えています。予想されている範囲のことが順次起きているだけの事ですから、私の投稿(転載がほとんどですが特に橘田レポート)を読んでいた方は、当然と思っているでしょう。マーケットは全て織り込みながら進行しています。
ここで、私はものすごく不安に思っている事が有ります。開戦を迎えるからには、米軍は周到な準備をして、短気で終結する戦闘をすると予想しています。米地上軍が侵攻直後、クーデター若しくはフセイン亡命シナリオの発動もありえるので、湾岸戦争より弱体化したイラク軍相手に米軍事力は強大で、短期終結論を予想しています。マーケット参加者の大部分は、多分そのように予想しているでしょう。
不安とは、はたして米軍は戦闘で勝つ気が本当にあるのだろうか?最前線の兵士及び司令官は当然勝利を考えているが、最高司令部であるホワイトハウスがどうも不安だ。3月半の開戦では、4月には砂嵐40度となる地上気温に、開戦に踏み切ることは、冬を目前にモスクワに攻め入るのに等しい時期までずれ込んでまで開戦を決断した場合だ。
ホワイトハウスが本気で石油支配とか利権で動いているのなら勝利を目指して戦闘に臨むので、短期終結するでことでしょう。
しかし、ハルマゲドン待望論者(原理主義と記述すると、それは反キリスト団体だと批判のレスが舞い込むので便宜的にこう記述)であったなら、米軍はわざと致命的突発的ミスが発生し、勝てないということはないでしょうか。この妄想実現確率は高くないと思います、この危惧は後で恥じをかく結果となると思うが、私も、マーケットも予想していないことなので、この場合は、最後の審判待望論者の期待どうり世界経済が破滅へ向かい動き出すこともありえます。首都バクダッドでの市街戦では、一般市民の中にバース党員は区別できない、バース党員には自動小銃の他にRPG7対戦車ロケットも配られている。
南京で旧日本軍が陥ったような混乱が待ち受けるのではないだろうか?しかも全世界へLiveに近いかたちで中継されることになる。このあたりに米軍の落とし穴が有るように思えてならない。
話がだいぶそれました、1月19日 http://www.asyura.com/2003/hasan19/msg/436.htmlでモルガンスタンレー証券のレポートの投稿をしましたが、どうもその予想シナリオが実現性を増してきた。2003年前半売りのクライマックスを迎え、年後半から2004年前半まで上昇を予想。1−3月にTOPIX700ポイントの最安値、年後半1000ポイント回復(米国経済の状況の悪化により難しいかも)のシナリオです。はたして当たるか?
それでは、開戦までにどの程度日経平均で下落するか参考にするべきテクニカルポイント支持線は少ない。ボリンジャーバウンドの8075から200日移動線20%乖離の7550円が目処でしょう。(外れたら御免ネ)
あくまでも、短期戦争終結を前提に考えますが、戦争終結も経済回復や世界平和が訪れるわけでない。短期で終わって、NYダウ、ドルの価値が回復する局面が訪れるでしょう。日経平均TOPIXも回復局面は有ると思う。しかし、なんら世界的不況は解決できない。
木曜日ECBが2.75%から2.5%へ利下げしたように、世界は金利引下げ競争に走り出している。日本にいたってはマイナス金利まで発生している。マイナス金利の世界はアッラーの神も創造しえなかった異常な世界で、経済再生の道筋、不良債権問題の解決の糸口は見えないままだろう。多少は期待している産業再生機構も、銀行が再生可能な不良債権は放棄せず、どうにもならない物を切り離そうとする矛盾から、前進せず不良債権問題は解決しない。インフレ政策も中途半端の異形な状態でしか実行されないし、いくらマネー供給しても、金融仲介機能が回復しないまま、銀行の信用創造が行われない可能性の方が高い。現政権は、政策運営の失敗をイラク、北朝鮮問題による世界的原因にすり替え何もまたしない可能性が高いのだ。大胆な経済政策の転換が必要な時に、小泉は中原でなく福井を選んだ。大胆なインフレ醸成政策は中途半端でやらない方がましという結果になる可能性が高い。行き着く先は財政破綻とハイパーインフレ大幅な円安なのだろうか。