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【フランクフルト8日共同】イラク攻撃実現の懸念が強まる中、欧州単一通貨ユーロ相場が対ドルなどで急上昇し、欧州の政策当局者や産業界の間で「急激なユーロ高は低迷する景気への打撃」との懸念が広がっている。
ユーロは7日のニューヨーク外国為替市場で1ユーロ=1.10ドル台を超え、導入された1999年以来約4年ぶりの高値を記録。上昇基調が始まった昨年12月上旬に比べても、対ドルで10%以上高くなった。
欧州の景気を下支えしてきたのは輸出だっただけに、フランスのメール財務相はユーロ高で「輸出に悪影響が出る」と憂慮を表明。また、ユーロ安の恩恵を受けてきたドイツの輸出産業には特に警戒感が強く、ドイツ産業連盟は「輸出競争力が間違いなく悪化する」と気をもむ。
しかし、導入以降、安値に悩まされきた欧州中央銀行(ECB)などにとって「強いユーロ」は悲願。「ようやく正当な評価を受けるようになってきた」(ダウゼンベルヒECB総裁)と歓迎している。