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竹中平蔵金融・経済財政担当相は7日午前の参院予算委員会で、国の財政状況について「日本はサラ金地獄になりかねない危機にひんしている」との認識を示した。
竹中氏は「(国債発行による)借金の利子を支払うために借金をしなくてはならなくなると借金残高は無限大まで拡大して収拾つかなくなる」と指摘。2010年代初頭を目標としたプライマリーバランス(財政の基礎的収支)の黒字化の回復に努める考えを強調した。
これに関連し塩川正十郎財務相は「小泉内閣は構造改革をしてそこから生み出す利益で財政構造を変えようという考え方に立っている」と強調。「公的負債が700兆円近くになっているが、日本には資産があるのでそれを活用して借金を減らす。経済成長2%を持続的にすれば財政は相当改善してくる」と述べた。
自民党の阿部正俊氏への答弁。