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フランクフルト 3月6日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)は6日に開催する定例政策委員会で、リセッション(景気後退)を回避するため、政策金利を最大0.5ポイント引き下げる可能性がある。
ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト25人を対象に行った調査によると、ECBは短期金利の調節手段である短期買いオペ金利(14日物売り戻し条件付き債券買いオペ=レポ)の応札最低金利(現行2.75%)を「0.5ポイント引き下げる」と予想した人は14人(56%)と過半数を占めた。「0.25ポイント引き下げ」は5人(20%)だった。
ユーロ圏の経済成長率は、ほぼ10年ぶりの低水準だった昨年に続き、1−3月期にはマイナスに転落する可能性がある。イラクでの戦争の可能性が個人消費や企業支出の重しになっている。失業率はほぼ30年ぶりの高水準にあり、ECBのドイセンベルク総裁はすでに、年内の景気回復見通しを撤回した。
エコノミストの利下げ観測は強まっている。市場の金利予想を反映するユーロ建て3カ月物金利先物は2.41%と、1カ月前の2.66%を下回っている。
一方、イングランド銀行は同日開く金融政策委員会(MPC)で政策金利のレポ金利を48年ぶりの低水準である3.75%に据え置く見込み。2001年1月以降の利下げ回数は、米連邦準備制度が12回、イングランド銀行が8回なのに対し、ECBは5回にとどまっている。
ECBはフランクフルト時間午後1時45分(日本時間6日午後9時45分)に政策金利に関する決定内容を発表後、午後2時30分(同午後10時30分)から記者会見を開く。イングランド銀行はロンドン時間正午(同午後9時)ごろに発表。
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