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3日付の英経済紙フィナンシャル・タイムズは、トヨタ自動車の白水宏典副社長が同紙の取材に対し、英国の労働者はフランスなどに比べて生産性が低い上、より好みが激しく、仕事を転々と変える傾向が強いなどと批判したと伝えた。
英PA通信によると、英民間最大労組のアミカスはこの発言に対し「非常に侮辱的。燃え尽きるほど働くのではなく、訓練や新しい技術への投資で生産性の向上が図られるべきだ」と強く抗議している。
一連の経過を受けて、トヨタ自動車は同日中に、「報道された生産性比較はトヨタの見解とは異なり、大変遺憾。誤解を与えたことをおわびする」とのコメントを発表。トヨタは既に英工場に対し、従業員の誇りを傷つけたことをわびるよう依頼したという。
白水副社長は、英国よりフランスやタイの労働者のほうが生産性は20%高いと指摘。「フランスは失業率が高いので、職のある人は熱心に働く」と述べ、英国人は仕事を転々と変える傾向があるなどと勤労意欲の低さを指摘した。
英国はユーロへの参加が遅れ、最近は労働者側がストライキをちらつかせて賃上げを要求する動きが広がっている。白水副社長の発言の背景には、英国に進出した日系メーカーの不満があるとみられる。
白水氏は米国の労働者についても、豊かになったのであまり一生懸命働くのを好まないと切り捨てた上、日本の労働者についても「以前ほど勤労に喜びを見いださなくなった」などと批判したという。
(共同)
ZAKZAK 2003/03/04