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2003年度予算案は3日夜の衆院予算委員会で自民、公明、保守新党の与党3党の賛成多数により可決された。この後の衆院本会議で可決され衆院を通過、与党は参院での審議を急ぎ3月下旬には成立させる方針だ。小泉純一郎首相はこれを受け予算の早期執行で景気の下支えを行うとともに、政策を総動員して最重要課題に掲げる「デフレ克服」に全力を挙げ、4月の統一地方選を乗り切る構えだ。
ただ、決算期を迎える「3月危機」への対応に加えて、与党内には予算成立後の大型補正予算編成などの政策転換や内閣改造などを、秋の自民党総裁選に絡めて求める動きがある。内閣支持率の低下で求心力に陰りが見える中で首相の対応が注目される。