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ロンドン 3月3日(ブルームバーグ):3日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、原油価格高騰による物価上昇はデフレの解決策にはならないとのエコノミストの見方を報じた。
同紙は、日本や中国などデフレに陥っている各国は、石油価格の上昇が物価下落を食い止めると予想していると指摘。しかしエコノミストによると、石油価格上昇はデフレ解消にはつながらない。多くの場合、製品価格は石油ほどには上昇せず、企業はその差額の負担を強いられ、これが企業業績を圧迫、経済成長の足かせになるためだ。また、原油高による物価上昇で個人が消費を控え、企業が設備投資を減らせば、需要減退が物価を押し下げる要因となる。
モルガン・スタンレーのチーフエコノミスト、ローチ氏は「今や、世界のGDP伸び率が数年にわたって4%を超えるような力強い回復がなければ、デフレからの脱却は難しい」と語る。調査会社インデペンデント・ストラテジーのロシュ氏は、デフレは2003年いっぱい、物価と企業収益に影を落とすだろうと予想している。