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ニューヨーク 2月28日(ブルームバーグ):28日のニューヨーク外国為替市場では、日本政府・日銀が2月下旬に外国為替市場で数回にわたり円売り・ドル買いと、円売り・ユーロ買い介入を実施したことを明らかにしたため、円が主要通貨に対して下落、5営業日ぶりに1ドル=118円台で終わった。円はユーロに対して、昨年12月初め以来、最大の下落率を記録した。
日本の通貨当局による、2ヵ月連続の介入公表を受けて、欧米市場では、日本政府・日銀が3月の年度末に向けて、一段の円売り介入を実施するとの観測が広がった。バンク・ジュリウス・ベアの外国為替調査担当責任者デュラン氏は「日本の通貨当局はおそらく、非常にコンスタントに市場に介入することになろう。日本の通貨当局に逆らうのはセンスがないことだ。彼らは(市場参加者より)大きな武器を持っている」と述べた。
日銀がこの日発表した「当座預金増減要因と金融調節(実績速報・2月)」によると、財政等要因の外為の項目で、5130億円の円資金が供給されたことが明らかになっていた。ドルはニューヨーク時間午後4時40分現在、1ドル=118 円11銭(前日ニューヨーク市場の遅い時間に1ドル=117円75銭)。円はユーロに対して、同時刻で1ユーロ=127 円59銭と、前日遅くの同126円48銭から0.9%下落した。円の対ユーロ下落率は昨年12月2日(1.8%安)以来最大。 UBSウォーバーグの通貨ストラテジスト、カツイブ氏は「日本の通貨当局は円相場の広範な上昇を阻止する必要があることを理解している」と指摘、円相場が1ヵ月後に1ドル=119円に下落するだろうと予想した。円はこの日、ブルームバーグが集計している17通貨のうち、12通貨に対して下落した。
ドル、イラク戦争懸念で対ユーロは下落
一方、ドルはユーロに対して、米国による対イラク攻撃への根強い懸念から引き続き売られた。午後4時40分現在では、1ユーロ=1.0803ドル(前日の遅い時間同1.0745ドル)。ドイツ第2位の銀行HVBアメリカ外国為替担当責任者のミルン氏は「フセイン・イラク大統領はミサイルの破棄を申し出たが、生物・化学兵器に関しては何も言及していない」と指摘した。
同氏は「市場参加者は、対イラク戦争を引き続き予想しており、こうした不安感が残る限り、ドルの軟弱な地合いが続く」と語った。同氏は、数週間内にドルは1ユーロ=1.09ドル台に下落すると予想している。金融証券取引所(FINEX)が主要6通貨を対象に算出しているドル・ インデックスは午後5時現在、前日比0.10ポイント(0.1%)低下の99.71。
ニューヨーク Vivianne Rodrigues ワシントン 山広 恒夫 Tsuneo Yamahiro