現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産22 > 718.html ★阿修羅♪ |
|
経済産業省・中小企業庁は28日、全国信用保証協会代表者懇談会を同省で開き、信用保証協会から信用保証(一般保証)を受ける中小・零細企業が、協会に支払う保証料を4月から平均0.3%引き上げる方針を説明した。保証料率の引き上げは初めて。信用保証制度を支える中小企業総合事業団の信用保険準備基金が、企業倒産の増加などに伴う保険金支払いの急増で残高を急激に減らしていたため、財政基盤の強化を図る。
信用保証制度は信用力の乏しい中小・零細企業が金融機関から融資を受ける際、全国52の信用保証協会が債務を保証する制度。企業が返済できない場合は協会が金融機関に弁済する。その損失は、協会が事業団に保険料を支払う見返りに、事業団から保険金を受け取って穴埋めする。
現行の保証料率は1%だが、有担保保証は1.25%、無担保保証は1.35%に引き上げる。各協会が支払う保険料も0.57%から0.87%に引き上げる。これらの措置で03〜05年度に計1000億円が基金に入ると見込む。
同基金には02年度補正予算で3700億円を拠出、当面の資金枯渇の危機は回避されたが、4月1日時点の残高は3000億円程度になる見通し。 【瀬尾忠義】(毎日新聞)