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東京 2月28日(ブルームバーグ):塩川正十郎財務相は28日午前の衆院予算委員会分科会で、為替相場について「現在の円(相場)は、購買力平価に比べて非常に高い」との認識をあらためて示したうえで、「市場が為替を決定すべきなので、人為的介入は避けるべき。日本は世界経済のリーダーの一角なので、不当に為替を操作するのは良くない」と語った。自由党の西村真悟氏への答弁。
財務相はそのうえで「購買力平価からすれば円は高い」とあらためて指摘。購買力平価を反映した相場は1ドル=150円前後と格付け会社などが試算していることに触れ、「それを以前に披露したのであり、150円に為替を持っていこうと思っているわけではない」と語った。
東京 千葉 佳奈子 Kanako Chiba