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国際局長:為替相場、先週から今週の動きは急激と認識
財務省の渡辺博史国際局長は27日夕、記者団と懇談。先週から今週に
かけての円相場の上昇について「急激と認識している」と強調した。局
長は同時に「必要がある時には必要な措置を取る」などと述べ、イラク
問題など地政学的要因から為替相場に急激な変動が起きた場合、市場介
入を辞さない姿勢に変わりがないことも指摘した。
外国為替市場で浮上している「覆面介入」の実施観測に関しては「ノ
―コメント」と述べるにとどめた。ただ溝口善兵衛財務官と同様、最近
の円相場の急上昇を強調、急激な円高の動きを緩和するために市場介入
を実施した可能性もにじませた。
局長は今回の円高の要因について、ニューヨークダウの大幅な下落や
、消費者信頼感指数の落ち込みが大きい点を指摘、米経済に対する信頼
感の薄れを為替相場が反映したと分析している。またイラク問題など地
政学的要因による不確実性が市場に大きな影響を与えていると指摘した
。
円116円台 じわじわと円高基調続く ニッセイ基礎研の熊谷氏
【NQN】熊谷潤一・ニッセイ基礎研究所副主任研究員 27日の東京外
国為替市場で円が一時1ドル=116円台後半に上昇したが、目先はじ
わじ
わと円高基調が続きそうだ。イラク情勢やそれに伴う米国経済の先行き
への懸念からドルを買いづらい状況となっている。米国では貿易赤字と
経常赤字の「双子の赤字」が拡大するとの不安も高まっており、円買い
l ドル売りにつながっている。また、昨年後半以降、円安・ユーロ高基
調が続いていたが、3月決算期末を控えて持ち高調整目的で円買い・ユ
―ロ売りが入りやすく、円の上昇を後押しするだろう。
27日の株式市場では、日経平均株価が取引時間中に昨年11月14日に付
けたバブル経済崩壊後の安値(8309円39銭)を下回る場面もあったが、
いまのところ株安が円売りにつながる動きは見られない。むしろ、デフ
レが進行するなかで、実質金利の上昇で円高圧力がかかりやすいだろう
。当面は昨年7月に付けた1ドル=115円50銭近辺が円の高値のメド
とな
るだろう。
円116円台 買いの流れ止まらず、115円台半ばが視野・高野氏
【NQN】高野修次・あおぞら銀行金融市場部主任調査役 日本の「覆
面介入」とみてもおかしくないような円売り注文が出ているが、投機的
な円買いの勢いがそれを上回っている。3月決算期末に向けては、国内
勢の対外資産引き揚げが進みやすい時期でもある。1ドル=117円台
を維
持できないようなら、円は昨年来高値である115円台半ばを試す可能性
が出てきた。
円買いの手掛かりになっているのは、引き続きイラク情勢の不透明感
など米国発の不安材料だ。これまではドルを売ってユーロを買う動きが
活発だったが、ここにきて出遅れ気味だった円を見直す機運が高まって
いる。介入などで円の水準が切り下がっても、戻りを待った円買いが途
切れない状況だ。ドルの先安観が変わらない限り、円高・ドル安進行に
歯止めが掛かる状況にはならないだろう。
以上クイック