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りそなホールディングス(HD)は26日、2002年度に実施する1000億円の増資に続き、2003年度も資本を増強する方向で検討に入ったことを明らかにした。規模は未定だが、投資信託などを活用、個人から資金を集め、自己資本を拡充する。メガバンクの増資は、取引先や外資に優先出資証券や優先株を発行するのが主流で、個人投資家を重視するりそなの手法が注目されそうだ。
具体的な資本増強策は4月以降に詰めるが、グループ外のファンドに、りそなHD株を中心に組み込んだ投信を設定してもらい、個人投資家から資金を集めることが軸になるとみられる。顧客は投信を通じ、間接的にりそなHD株を持つ。
りそなHDは、2003年3月期の連結決算で税引き後利益が1850億円の赤字になる見込みだ。3月までに優先出資証券を中心に1000億円を増資し、自己資本比率は7%台前半を確保する。だが、繰り延べ税金資産の自己資本への算入方法見直しなど、今後も不確定な要素が多いため、自力で資本増強する体制を整える。(読売新聞)