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[東京 24日 ロイター] 新日銀副総裁に内定した岩田内閣府政策統括官は、持論の物価安定目標達成の手段について、金利を安定的な水準で維持するために長期国債をいくらでも購入することも、ひとつの方法、との認識を示した。
内閣府で記者団に述べたもの。
デフレ克服に向け、政府・日銀一体でどういう金融政策に取り組むのか、との質問に対して、岩田氏は、「2年前の経済財政白書で物価安定数値目標の検討を取り上げたが、その時から考え方は変わっていない。デフレを一刻も早く抜け出すために、有効な政策を導きだすことが必要な時期だ」と述べた。
副総裁に就任したら政策の転換を求めるのか、との質問に対して、「個人的な意見として言えば、物価安定数値目標は、先進国20数カ国で採用されている政策の枠組みで、政策手段ではない。政策の枠組みとしては、極めて伝統的・正統的な枠組みだ」と述べた。
そのうえで、岩田氏は、「金融政策の目標が物価の安定であるとすれば、具体的な目標をしっかり掲げて、それを実現するための政策手段を考えることが、政策決定過程の透明性を高め、国民との対話をする上でも有用な政策の枠組みだと考えている」と述べた。
岩田氏は、日銀副総裁内定について官邸からの連絡は特にないとし、福井氏・武藤氏・岩田氏の新体制について、「私からコメントはできない」と述べた。