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愛媛県八幡浜市のJA西宇和(宮本衞(まもる)組合長)が、かんきつ類共同選果場の選果機導入の入札で、参加した2業者のうち約1億7000万円高い価格を示した業者に落札させていたことが22日、愛媛県の調査でわかった。この事業には農水省と八幡浜市が計約7億5000万円を補助している。宮本組合長は不正を認め、辞任する意向を示した。
この選果機は光センサーを使って糖度や酸度を測定する装置。入札は00年春にあり、静岡県内と松山市のメーカーが参加。松山の業者が10億5000万円で落札した。静岡の業者は8億7900万円を提示したが落札できなかった。
その後、静岡の業者の前四国支社長が「入札後にJA側から、提示額を落札額より高い額に書き換えるよう言われ、応じた」と愛媛県議に証言。10日から、県が宮本組合長らに事情を聴いていた。
宮本組合長は「県外業者が不当に安い価格を提示したため、地元農家の希望が強かった県内業者にした」と話した。25日に開かれる理事会で、責任を取って辞意を表明するという。
JA西宇和の選果機導入と選果場増築の事業費は計約12億6200万円。これらの事業には農水省が6億2500万円、八幡浜市が約1億2620万円を補助している。安値の業者が落札していれば、国と同市で1億円以上の補助金を節約できていた。同事業を監督する県は国と協議したうえで今後、JA側に補助金の返還を求めていく。