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[東京 19日 ロイター] 自民党の亀井静香前政調会長は、東京都内で講演し、小泉首相のもとでは日本経済の建て直しは期待できないと批判、9月に予定される自民党総裁選で同首相が再選されることはないとしたうえで、自らの出馬に意欲を示した。
亀井氏は、現状の日本経済について、「立て直しには大変なエネルギーが必要な状況」と認識し、「金融機関が本来的な業務をしていない。また、産業界からの資金需要もなくなってきたのも問題だ」との考えを述べた。また、金融政策に関しては、「日銀のせいだけにするのは間違い。金融と財政はクルマの両輪で、不良債権処理をしながらデフレ対策などできない」としている。
また、「首相自身が、不良債権処理などで企業がつぶれることが『いいことだ』と判断しており、それを国民も支持しているので、首相は間違えた政策を確固たる信念をもって進めている」と批判。ただ、そうした状態は「いつまでも続かない。9月の総裁選で、(小泉氏の)再選はありえない」と述べた。(ロイター)