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■国VS国民のマネーウォーズ
(1)個人国債フィーバーに騙されるな
実は「買うだけで大損」のカラクリ
<http://www.weeklypost.com/jp/030221jp/brief/gdata/brief1-1.jpg> “右手に国債、左手に愛国心”とは、かつての戦時国債売り込みのキャッチフレーズだったが、個人消費の冷え込みに、にっちもさっちもいかなくなった小泉改革は、増税だけでなく、ついに個人の懐から直接カネを吸い上げる作戦に転じた。大フィーバーしている個人向け国債の売り出しである。
郵便局や銀行に列をなして国債を買った顧客を尻目に、何と、販売側は二重の手数料を取っている。利子より手数料が高いことをほとんどの客は知らないし、知らせもしない。しかも、個人顧客が国債購入資金を調達するために生命保険契約の解約も急増中で、新たな危機を深めている。