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日本貿易振興会(ジェトロ)は18日、米国の02年の輸入額で、中国が日本を53年ぶりに上回る見通しになったと発表した。中国からの輸入額はカナダ、メキシコに次ぐ3位となり、ジェトロは「製品供給基地としての中国の躍進を示す歴史的な出来事」と位置づけている。米国の1〜11月分の貿易統計からジェトロが推計した。通年の統計は米商務省が20日に発表する。
米商務省の統計では、02年1〜11月の対日輸入額が1102億5300万ドルだったのに対し、対中輸入額は1135億2300万ドル。総輸入額に対する割合は、日本は10.4%、中国が10.7%だった。
中国からの輸入の増加傾向は90年代以降、特に顕著になっている。ジェトロは(1)携帯電話機や家電製品といった電気機器が輸入額の2割を占めるが、最先端品は少なく、米国内産業とあまり競合しない(2)米国で業界が強い政治力を持つ自動車や鉄鋼の輸入額が少ないなどと分析。この結果、80〜90年代の日米貿易摩擦のような問題が米中間で顕在化していないことも、対米中国輸出急増の背景としている。
(19:11)