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(回答先: 個人向け国債 185億売れ残り 2003年2月18日 読売新聞 投稿者 ファイナンシャル・ディテクタ 日時 2003 年 2 月 18 日 11:37:17)
出だし好調だった個人向け国債だが…
人気沸騰の個人向け国債が売れ残り? 財務省が今月3日から予約受付を開始した個人向け国債が、一部の金融機関で売れ残る見通しであることが18日、分かった。銀行などの13の金融機関では、割り当てられた販売枠を21日の予約期間まで販売しきれないと判断して、すでに同省に返却。その額は計約185億円に上るという。売れ残りの原因は、手数料との関係で一定額以上を購入しないと損をするため。同省は、国債の募集総額に応札が届かない「札割れ」の回避に必死だ。
今回の個人向け国債は下限を設けた変動金利型で、3月10日に3800億円分を発行する。今月3日から郵便局、銀行、証券会社で購入予約を受けつけたところ、運用難を反映してか、郵便局の窓口販売分の500億円がたった3時間で完売。塩ジイこと塩川正十郎財務相も4日の閣議後の記者会見で、滑り出し好調を受けて、「私も銀行で300万円分を買った」と喜色満面に語っていたほどだった。
ところが、その後、銀行、証券会社など13の民間金融機関で売れ残ってしまうことが確実な情勢になった。売れ残り額は、郵便局での受け付け分を除いた募集額約3300億円のうち185億円に達するという。
主な原因は銀行が取る手数料で、一定額以上を購入しないと、損をすることになるため。
大手銀行の年間口座管理手数料は年間1260円。これに対して、9月に受け取る個人向け国債の最初の利子は年0.09%。
この利回りが1年間続いたと仮定すると、実に175万円分以上の国債を購入しなければ、手数料と税金を引いた後に利益が残らないことになる。
同省は、銀行や証券会社から返却された募集枠を他の金融機関に拡散して、是が非でも21日までの予約受付期間内に売り切る構えだ。
募集総額に応札金額が達しない“札割れ”だけは回避されそうだが、当初、あまりの売れ行きに「今後、販売計画を前倒ししたい」と追加発行に意欲をみせていた塩ジイも、冷や水を浴びせられた格好だ。