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日本の国際協力銀行(JBIC)が日本企業を対象に行ったに、中国市場に対する見解に関する調査によると、中国市場では競争が激化しており、日本企業に勤務する優秀な中国人社員の多くが欧米企業に引き抜かれていることがわかった。日本企業は中国で競争力を失ってしまったのだろうか。
中国青年報によれば、調査の結果、2002年、「中国の顧客を確保するのは難しい」と考える日本企業の割合は、2001年にはおよそ44%だったが、2002年には53%に増加した。中国に生産拠点を持つ日本企業のうち11%が「中国で管理分野の人材を確保する際、環境の『悪化』を感じることがある」と答えた。
この問題について、中国銀行・国際金融研究所の袁躍東処長は、日本企業は中国人を雇用する際、根底にある問題を考慮しなければならない」と指摘。「日本企業が優秀な中国人を引き止めておくのは難しい。給料、待遇が欧米企業に劣るからだ」との考えを示した。
ある分析によると、世界中の企業の管理パターンから見て、日本企業では最高責任者や高級管理職を日本人が担当する場合が多いが、欧米企業ではそうではない。そのため競争激化を受けて、日本企業で働く優秀な中国人が欧米企業に引き抜かれている。
中国社会科学院・日本研究所経済室の張淑英主任は「日本企業が中国の管理分野の人材を確保するために頭に留めておかなければならない問題は、両国の政治的関係が影響しているということだ」と率直に指摘する。張主任は、中国人が日本企業に就職することを拒否するケースを数多く見てきたという。このような中国人は人脈があり、管理経験が豊富で、教育水準や日本語のレベルが高いのが特徴。張主任は「中国人が日本企業に対してマイナスの印象を抱えていることを、日本企業と日本政府に対して然るべきルートで伝える必要がある。そうすることで問題は解決するだろう」とコメントした。
「人民網日本語版」2003年2月17日