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★阿修羅♪
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「あらゆる堕落のなかで最も軽蔑すべきものは、他人の首にぶらさがることである」（ドストエフスキー ロシアの作家 1821〜81）
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１週間ほど前に『ザ・ワシントン・タイムズ』の記者から電話取材を受けた。このインタビュー記事が２月７日付けの同紙に掲載された。このタイトルが表題の「操り人形……」である。以下、インタビューにおける私の答えを私のメモをもとに再構成する。
【問】アメリカのイラク攻撃に対して、日本政府はどのように対応するのか？
【森田】小泉首相はブッシュ政権から嫌われることがないような対応をとるだろう。ブッシュ政権の支持が小泉首相にとっての唯一のライフラインだから。私は、正しい判断力を持つ日本人が今、小泉氏が首相になったことが間違いであり、彼の人格と判断力に問題がある、と考えていると思う。小泉首相を支持したことを恥じているいる日本国民は少なくない。だが、小泉首相がブッシュ大統領の支持を得ている限り、反小泉勢力に勝ち目はない。小泉首相はブッシュ大統領の言いなりになることによって、ブッシュ政権から保護されるのだ。彼はブッシュの掌の上で踊っている。
【問】あなたは、小泉首相は国民世論の声には耳を貸さない、と考えているのか？
【森田】小泉首相は、世論に耳を貸さないだけでなく、ブッシュ政権のためだけに生きようとする。小泉氏が首相になった時、多くのマスメディアに所属するジャーナリストは、日本に救世主が現れたのだと錯覚した。しかし、現状で自分たちの考え方が誤りだったと認めれば、彼らは、政府がバックにいるマスメディアの中での地位と仕事を失うだろう。したがって、依然、マスメディアは小泉首相を支持する。言い換えれば、小泉政権はブッシュ政権と日本のマスコミの２本の足に支えられて立っているのだ。 しかしながら、国内経済が３月に悪化するのに伴って、首相の人気も減退することが予想される。日本の新年度にあたる４月に国民の負担は増加する。ますます多くの人々が小泉政権を批判し、彼の頼みの綱はワシントン（ブッシュ政権）だけになると、私は確信している。小泉首相は、イラクへの武力行使を支持し、米国にお金を与えるだろう。
【問】ブッシュ大統領が小泉首相を支持する主な理由の一つがイラク戦争のための莫大な戦費を得ることにあるのだと思うのか？
【森田】そのとおりだ。福祉や他の国内予算を削減し、アメリカに巨額な政府資金を与えることになるだろう。そして、そうなれば、おそらく国民は彼に背を向けるだろう。
それでもなおブッシュ大統領が小泉首相を支持すれば、非常に強い反ブッシュ感情が日本国民の間で高まるだろう。
【問】最近の日本のメディアは、報道の大部分をイラクと北朝鮮にあてているにもかかわわらず、経済問題が深刻であるため、日本国民は国際問題にだけ関心をもつことができないと考えるのか？
【森田】そのとおりだ。経済状況がかなり厳しくなっているためだ。多くの企業が倒産している。失業者は増加している。犯罪は急増。とくに地方の不況が深刻だ。地方の市町村のメインストリートは「シャッター通り」と呼ばれている。商店が次々とつぶれているのだ。非常に暗い状況だ。
今後の課題は、どのくらいこのような状態（不況）が続くかだ。“どうすれば経済が再生するのか”――これが日本国民の最大の関心事だ。多くの国民が、政府の引き締め政策に苦しみながら、倒産の瀬戸際で一生懸命働き続けている。多くの中小零細企業、とくに零細企業が 50万円、100万円の負債のために倒産している。そのような会社が少額でも銀行からお金を借りることができれば、彼らは救われるのに… …。しかし、金融庁の管理下にある銀行はそれをしない。
日本で唯一繁栄しているのが東京だ。いわゆる“東京バブル”と呼ばれるものである。多くの人々は、２つの日本が存在すると言う。バブル東京と不況の地方だ。日本の政治の中心課題は国内経済にある。大多数の国民が国内経済が深刻なほど悪化していることを知った時、「小泉の時代」は終わる。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。