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連帯保証人になったのがきっかけで、借金苦を抱えることとなった知人の相談を受け、調べていたところ、日本の連帯保証人制度は、世界でも唯一の奇妙な制度だという指摘のあるサイトを見つけました。
http://www.cyberoz.net/city/ooneko/hint1-rentaihoshounin.htm
この制度は、日本の経済の新陳代謝を著しく悪くしている元凶の一つだという指摘もあります。
私は70年代の後半、小学校を出る頃くらいから、5年程北米に住んで学校にも通っていたことがありますが、向こうでは概ね日本での中学1年〜3年くらいの間に、一年間は必須でpersonal finance(個人財政管理:といっても、チェックやクレジットの使い方や注意点から、起業の仕方、ローンの組み方、株式の仕組みなど、基本的な経済に関わることを幅広く学習する)の授業を受けます(日本には特にそのような教育は行き渡っていないのが現状です。資本主義社会に生きる上で、とても不安定な気がします)。
その時も、確かに連帯保証人制度なるものの話は出てこなかったと思います。
日本では、当たり前の制度なのに、アメリカ人は何故そういう制度をもたないのか、そんなので借金を回収できるのか、と不思議にすら思っていました。
当時は、アメリカの方が失業率も高く不況で、日本は右肩上がり経済だったので、日本の経済システムの方が正しいに違いないと不遜にも思っていましたが、バブル後の日本の経済はお世辞にも上手く行っているとは言い難く、こうして何人もいる借金で苦労している知人や友人から相談を受けているうちに、ひょっとすると日本のシステムの方が滅茶苦茶なんではないか、と思うようになってきました。
私自信は多少クレジットで買い物をしたことがあるとか、車のローン(家は借家なのでナシ)を使ったとか以外の借金はしたことがなかったので人事のように思っていたのですが、身近な人の話を聞く機会を持ってみると、まるで血みどろの戦場のような日々を送っていることにただただショックが隠せません。自分もちょっと状況が違っていたら・・・と思うとかつての自分の無知と傲慢を恥じるばかりです。
http://www.cyberoz.net/city/ooneko/hint1-rentaihoshounin.htm
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以下
http://www.cyberoz.net/city/ooneko/hint1-kihon.htm
の一部より転載;
【連帯保証人】
アメリカでは連帯保証人制度などという、連帯して借金の責任を負うようなバカげた制度はない。 (昨年夏のメルマガにも書きましたね・・・) せいぜいCo-Signerという、いわば身元保証のようなもの程度しかない。 アメリカは民主主義=自己責任が徹底された社会なので、貸し手の審査能力が厳しく問われるし、貸し手が借り手を不幸にさせるようなアンフェアな契約を締結させることも許されないし、ましてや第三者に債務を無条件に連帯保証させるなんてことは道義的に考えられないのだ。
たとえば極端な例え話だが、「医者のA氏が心臓移植手術を成功させられなかったらA医師の友人のB氏にも連帯責任をとってオトシマエをつけてもらう」 なんていう誓約書があったとしたら、B氏はそれにサインするだろうか? まずしないだろう。 だってB氏にはA医師の心臓移植手術の腕前なんかわからないし、手術する患者の容態や手術の難易度もわからないのだから。 わからないものに闇雲に連帯責任を負うほどバカなものはない。 それと同じことを強要しているのが日本の金融機関であり、そんな不条理な連帯保証契約に署名捺印している愚か者が私たちなのだ。(私もそんなオロカモノの一人だった。)
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* このサイトの管理人さんも仰っていることですが、「連帯保証人制度は日本経済のために必要」とか、「海外で連帯保証人制度のある国を知っている」という意見などをお持ちの方は、私も関心がありますので、ご教授いただけたらと思います。
http://www.cyberoz.net/city/ooneko/index.htm サイトより抜粋