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【ロンドン14日共同】14日付の英経済紙フィナンシャル・タイムズは、国際的な大手投資銀行などが、日本の金融改革の成果が出るのを「待ちくたびれ」、相次いで東京からの撤退を決めたり、業務縮小を検討中だとして、改革の遅れを厳しく批判する記事を掲載した。
同紙によると、金融関係者の間では「日本はデフレの実験室という以外に重要性がなくなってしまった」と批判する日興ソロモン・スミス・バーニー証券のストラテジスト、キンモント氏のリポートが話題になっているという。
同リポートは、外国銀行が日本の金融庁の公正さに疑問を持っていることも指摘し、その例として、あおぞら銀行(旧日本債券信用銀行)の買収に絡み金融庁が、米系投資会社は短期利益を追求する「ハゲタカ」と嫌悪感を示したことを挙げているという。