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2002年の中国からのIT(情報技術)関連製品の輸入額が、米国を抜いて初めて国別でトップに立ったことが、10日、日本貿易振興会(ジェトロ)の集計で明らかになった。中国は昨年、米国を抜いて日本の最大の輸入相手国になったが、中国からの衣料品の輸入額は4年ぶりに減っており、パソコンなどのIT関連製品が中国からの輸入品の主役となっている。
集計によると、昨年、日本が中国から輸入したコンピューターや電子部品、映像機器などのIT関連製品の輸入額は135億ドルと、前年より28・8%も増え、2位の米国(123億ドル、前年比22・1%減)を上回った。日本のIT関連製品の輸入総額に占める中国製品のシェアも22・7%に増えた。一方、衣料品の中国からの輸入額は85億ドルと前年より6・8%減っている。
ジェトロは「人件費の安い中国企業の生産増に加え、台湾のパソコンメーカーが活発に中国に進出して製品を日本に輸出していることも、IT関連製品の輸入増の一因」と分析している。(読売新聞)