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「ここへ来て、木村氏も自分の置かれている立場がいかに厳しいものであるか、ようやく分かりはじめてきているようだ。今年1月からスタートしている金融審議会の専門作業部会の席上でも、そのメンバーである木村氏は毎回出席はしてくるものの、かつての勢いはどこへやら、すっかりおとなしくなってしまった…」
金融庁幹部がこう言う。このコメントに登場する“木村氏”とは、木村剛KPMGフィナンシャル社長のことを指す。
金融庁は、金融再生プログラムに盛り込まれた諸項目について集中的に検討するために、金融審議会(首相の諮問機関)の下に4つの専門作業部会(ワーキンググループ、WG)を設置し、今年1月から会合をスタートさせている。
4つのWGとは(1)リレーションシップバンキングWG(座長・堀内昭義東大大学院教授)、(2)公的資金制度WG(座長・片田哲也コマツ取締役相談役)、(3)自己資本比率規制WG(座長・池尾和人慶大教授)、(4)信託WG(座長・神田秀樹東大大学院教授)のことを指す。注目の木村氏は、この四つのWGのうち、“リレーションシップバンキングWG”と“自己資本比率規制WG”にメンバーとして名前を連ねている。
木村氏がそうしたメンバーに選ばれたことについては、これまでの木村氏と竹中平蔵経財・金融担当相との親密な関係から言って当然と言えば当然なのだが、その当の本人はここへ来てすっかりやる気を失っているというのだ。
リレーションシップバンキングWGのメンバーが言う。
「木村氏は会議にこそ出席していきますが、とりあえず自説を一方的にまくしたてた後は全くの無言になってしまいます。はっきり言って、他のメンバーの発言は全く聞いていないようなのです。しかも他のメンバーの発言中は、原稿執筆にいそがしいようで、顔も上げようとしません。確かに退屈とも言える会議なだけに、木村氏の気持ちは分からないではありませんが、あれはどうも…。あの木村氏の対応には、堀内座長もマユをひそめていますよ」
しかし、ちょっと待っていただきたい。金融審議会は、公費を使って開かれている公的な会合だ。
まさかそんなことは無いとは思うが、そうした会合の最中にそのメンバーが、“内職”をしていたとする大問題だ。極端な話をすれば、“公的横領”という話にもなりかねない。
「そんなに忙しいのであれば、WGのメンバー就任を辞退すればいい」(他のメンバー)
しかし不思議なのは、木村氏がなぜそれほどまでにやる気を失っているのか、という点だ。
「本人としては、『金融問題タスクフォース』のメンバーに入れるものと思っていたのでしょう。ところが自民党の猛烈な反発にあって、その選に漏れてしまったのです。それですっかりやる気を失ってしまったのではないでしょうか」(金融庁幹部)
しかし、だからといってこのまま木村氏の才能を眠らせてしまうのはあまりに惜しい。木村氏には是非頑張ってほしいものだ。
2003/2/10