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『新華網』8日付報道によれば、信達資産管理公司、華融資産管理公司、長城資産管理公司、東方資産管理公司の中国4大金融資産管理会社が最近相次いで2003年の経営目標を発表、それによれば2003年4社で総額295億元の現金を回収する予定で、各社は、単純な資産処理型の管理会社から投資や証券業務を含む総合会社への転換を促進していく。
この4社の資産管理会社は、1997年のアジア金融危機などを通じて、国有銀行の不良債権問題の徹底的な解決を図るために1999年、政府によって設立が決定されたもので、国有銀行の一部不良債権を買い取り、それを管理して、妥当に処理する使命がある。華融は工商銀行、長城は農業銀行、東方は中国銀行、信達は建設銀行というように、国有4大銀行をそれぞれ受け持っている。
4社が2002年に回収した現金の総額は674.82億元であり、今年のその目標はこれと比べて大幅に下回っている。信達では100億元、長城では60億元、東方では50億元、華融では85億元の現金回収を見込んでいる。
各社では、管理会社設立3年の活動を経たものの、中国の不良債権の状況はますます悪化、処理はますます難しくなっていると指摘、資産管理会社の使命を全うするため、活動をますます改善されていかなければならないとする。各社とも、2003年は国際市場の開拓を促進、外資の導入を進める事で資産の処理を積極的に進めていくという。各社ともすでに台湾資本を含む外資にそれぞれの各資産処理プロジェクトで協議に入っているという。
また各社とも2003年は投資銀行業務と証券請負、上場指導、コンサルティングなどの業務を拡大していくことを経営の重点と置いている。すでに主幹事業務を積極的に進めている華融では、現在1つの案件を中国証券監督管理委員会(CSRC)への審査されていることを明らかにしている。
(有田直矢)