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(回答先: Re: Mさんへ 質問です。回答 投稿者 M 日時 2003 年 2 月 09 日 16:35:54)
だけどそれは、江戸時代に確立したものであって
刀と聞くと、超資本主義になりませんか?
戦国大名が、自治権を主張し刀を出したわけですから。
また戦国時代に、銃の量産化が進み、とうとう世界一の銃生産量(誰が統計でしたのかな?)を達成したとも聞いたことがある話です。
精神的なものは、儒教で育った、江戸文化のことをさしているんですね。
http://www.takarabe-hrj.co.jp/takarabe/talk004.htm
これまでの日本経済は疑うことなく『日本型共産主義』でしたね。
つまりは、個々の企業内部は共産主義、相対的には資本主義という関係です。
このシステムは、きっと藩体制なんかからきてるんでしょうか?
しかし、この悪く言えば「ぬるま湯」的な体制は、サラリーマン=公務員という「出勤すれば生活に困らない」という一部の人々にとって最高の環境を確立してしまいました。
これを破壊したのはアメリカですよね。
頑張った人間、能力のある人間が報われるべきだ!!という非常に合理的でFAIRなシステムが日本にも上陸してきました。
本国アメリカでの実力主義って皆さんご存知ですか?
これって結構大変なんですよ。
ある年僕が勤めていた英国系企業でボーナスを査定するのにこんなことがありました。
1) ひとつの部屋に全員集めて
2)まず平社員がその場から退出
3) 出ていった平社員に対して残った人間が一人一人5段階の評価を各分野で行う。
4)次に中間管理職が退出 以下同様に残った人間が評価をする。
いやぁ、これには閉口しました。
なんせ、「Aさんのチームワーク度が3だと思う人はRaise your hand !」ですからね。
そんなこといわれても、セクションが違うからAさんなんて知らないよ・・・・・という感じでした。
すみません。この一例が示すように実力・能力評価なんて営業の数字ではかれるものいいんですけど、それ以外はすべて主観以外の何者でもないんですよね。
日本の年功序列というのは、そういう意味では結構単純で面白い体制だと思います。
バブル崩壊直後に、ある大手都市銀行が行った中間管理職向けの調査で
1) あなたは、新しい職場に移った場合賃金が目減りしますがよろしいですか?
大半の答えは「仕方がない」
2) あなたは、新しい職場に移った場合今よりも労働時間が長くなりますがよろしいですか?
これについても答えは 「よい」が圧倒的でした。
3) あなたは、新しい職場に移った場合、あなたよりもかなり若い人が上司となりあなたに指示を出すことになりますが、よろしいですか?
さて、この3番目の設問に対して、中年層の管理職者はほとんど、「それだけは勘弁してくれ」と答えたそうです。
この年功序列は、儒教思想色が強いとはいえ、日本の場合は「先祖崇拝」という先に生まれ、そして先に死んだ者への畏敬という根強い「神道思想」が根底にあってバブル崩壊で日本経済に亀裂が走った時には、まだまだ「実力主義」が市民権を得るまでには時間を要すると思われていましたよね。
しかし、アメリカが強烈にグローバル・スタンダードを推し進めて会計基準等々、どこを切っても『合理至上主義』の六文字が金太郎飴のようにでてくる世界標準を作ってしまったわけです。
これって、思うんですけど結局、「アナログ→デジタル」になっただけですよね。
なぜって? レコードでもアナログ時計でも針はいったんはぺロっと一周舐めますよね。
でもデジタルっつうのは○ビットなどと細かくはなってきましたけど点の集まりですからね。
何が言いたいかって?
デジタルは実力至上主義で結果だけが大事で、途中アナログが舐めるべき『過程』なんて言うのは、全部無視されてしまうわけですよね。
会計基準だって、出てくるのは「時価」だけいろんなCash Flowがあってもそれは皆無視されているわけでしょう?(もちろん計算の因子にはなっていますけどね)
かなり、主題からそれましたでしょうか?
でも年功序列→実力至上主義→デジタル化という流れは、的を射ていると思うのです。
そうなると、クローン牛も、17歳の殺人事件もすべてデジタル化の産物になると強引に結び付けられませんでしょうか。
「グローバル・スタンダード」の聖地、NYでは今、所得格差が更に拡大しています。
人種的なものも含めて、あそこは間違いなく二極化してます。
そうなると、当然下にいる人間には不満のエネルギーが蓄積されます。
そうしたものが、爆発したのがフランス革命だったり各国の独立劇だったわけですからそう遠くない将来、貯えられたエネルギーはご当地アメリカで爆発すると僕は読んでます。
その瞬間が超資本主義が崩壊して次のシステムに移るんでしょうね。
かつて、信長、秀吉と狭い日本で領土を褒美として与えていた頃、秀吉はもう与える領土がないから、「朝鮮を攻めて、家来にもうあたえる領土がないことを諭す」という面倒なステップを踏んだと聞いています。
あの瞬間も日本にとっては下克上の『超資本主義』だったと思いますよ。
そして、その後は・・・・・という時代になったわけです。
そうなると、このアメリカスタンダードの次にくる260年の歴史はもしかしたら『グローバルスタンダード江戸』なんていうことになるかもしれませんぞ。
そうなると「満足度」の問題とか・・・・いろいろ書きたいのですがこれを書き続けますとNever Ending StoryになってしまいますのでKEYBOARDから指を離すことにします。
最後に結論です。
このまま実力至上主義は続かない!
絶対にかつての日本企業の折衷体制が見直されるときがきます!
そうです。
あの米国が元気がなかった時代に日本とその周りのアジア諸国が元気だった時のように!
あの当時アジアでもフィリピンだけはアメリカ型だったので元気がなかったですもんね。
では、皆さんいろいろご不満もおありでしょうがお許しください。