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02/07 20:29 地域銀行、最大の15兆円 不良債権、大手含め40 金融67
共同
金融庁は七日、全国の銀行(百三十二行)について二○○二年九
月中間決算の不良債権残高(金融再生法基準)を発表した。全体で
は四十兆一千億円で、○二年三月期に比べて三兆一千億円減少した
が、このうち地方銀行と第二地銀(計百十八行)を合わせた地域銀
行は二千億円増えて十五兆円となり、同法に基づく不良債権額の公
表を始めた一九九九年以来最大となった。
特別検査を受けて都銀、信託銀などの大手銀行を中心に不良債権
の最終処理を急いだが、デフレ下での新規発生もあり、依然として
高い水準となった。特に地方では業績の不振にあえぐ中小企業が多
く、不良債権処理の促進が難しい実態が浮き彫りになった。
全国銀行の不良債権のうち、金利減免や返済を繰り延べしている
要管理債権は三千億円増え、十六兆八千億円。しかし要管理よりも
状況が悪化した破たん懸念先、実質破たん先の債権残高は、法的整
理など最終処理額が七兆三千億円と進んだことから、合わせて二十
三兆三千億円となり、三兆四千億円減少した。
地銀、第二地銀は要管理債権が貸出先の業況悪化などで二千億円
増え四兆八千億円に。破たん懸念先、実質破たん先の債権残高は半
年前と変わらず十兆二千億円だった。
貸出金全体に占める不良債権比率は全国銀行で8・3%と半年前
から0・1ポイントの改善で、不良債権問題からの脱却の困難さを
うかがわせた。
竹中平蔵金融・経財相がまとめた金融再生プログラムでは、大手
行の不良債権比率を、○四年度に現状の半分程度に低下させること
を目標にしているが、大手行でも8・1%と、半年前に比べ0・3
ポイント減にとどまった。
全国銀行で、不良債権の処理に伴う損失は一兆八千億円だった。
(了) 030207 2028
[2003-02-07-20:29]