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[東京 7日 ロイター] 財務省によると、2003年度の国民負担率は2年連続低下し36.1%になる見通し。社会保障負担が増加する以上に、租税負担が低下しているため。ただ、財政赤字を含めた潜在的な国民負担率は47.1%になる。
きょう開かれる財政制度等審議会財政制度分科会及び3部会合同会議に報告する。
国民負担率は、国民所得に対する租税と社会保障の負担比率。国民が所得に対し税金と社会保障費をどれだけ負担しているかを示すもの。
2003年度の国民負担率は、36.1%と2年連続で低下する見通し。社会保障負担率が3年連続で増加し15.2%となる一方、租税負担率が先行減税1.8兆円分もあり20.9%と3年連続で低下するため。租税負担のうち、国税負担率は、12.0%と3年連続の低下で、オイルショック後である1975─77年度の水準まで低下している。
ただ、来年度の国債と地方債発行計画を合計(約40兆円)した財政赤字負担率が11.0%と2年連続増加しており、これを合わせた潜在的な国民負担率は47.1%(02年度は47.2%)に上昇する。
主要国と比較した場合、日本の国民負担率36.1%は、米国35.9%、英国51.2%、ドイツ56.5%、フランス64.8%、スウェーデン76.5%と比較(米国は97年、それ以外は2000年ベース)して高いほうではない。だが、財政赤字を含めた日本の潜在的な国民負担率47.1%は、米国37.0%を大きく超え、英国51.2%に近づくことになる(ドイツは56.5%、フランス66.7%、スウェーデン76.5%)。