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東京 2月7日(ブルームバーグ):塩川正十郎財務相は7日午前の閣議後の記者会見で、物価について「平成9年(1997年)の(前年比)2.1%程度(の上昇率)が一番安定しているとみている」と指摘、少なくともその程度に「押し上げるあらゆる政策努力が必要」と述べた。
同相はこれは個人的な見解と補足し、政府としては物価上昇率は前年比ゼロ%以上のプラスを目指していることを付け加えた。デフレ解消時期については「時期を決めるのは難しい。経済全体の趨(すう)勢で物価上昇に向けていくのが大事」と語った。
日銀新総裁が就任したら物価に関する意見を伝えるのかとの質問には「日銀は日銀の努力をしている」と述べたうえで、新総裁が決まれば「意見は言う」と語った。
東京 乙馬 真由美 Mayumi Otsuma