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東京 2月6日(ブルームバーグ):日本銀行の速水優総裁は6日の衆院予算委員会で、金融政策をめぐり、「物価のマイナス基調から脱却できるよう最大限の努力をしたい」と述べるとともに、「私どもは金融政策のことを考えているが、金融政策以外のことは政府で現実化していただきたい」との考えを示した。保守新党の井上喜一氏への答弁。
総裁は、日本経済の活性化や持続的成長の具体策として、1)民需を引き出す適切な財政運営、2)国民の安心感を高めるセフーティネット整備、3)不良債権問題の克服を通じた金融システム安定・強化――が必要と強調した。
小泉純一郎首相は、「政府としては、日銀の自主性尊重は十分わきまえている」と述べたうえで、「政府は日銀とより一層、連携を密にしていきたい」と語った。
一方、総裁は、インフレターゲット導入に関して、1)短期金利がほぼゼロで実現手段が乏しい、2)銀行が不良債権問題を抱えて金融仲介機能が十分でない、3)努力目標的にインフレターゲットを導入しても効果が得られないだけでなく著しく不安定化させる恐れがある――などの問題点を指摘した。そのうえで、構造問題への取り組みが着実に進められれば、「デフレからも必ず脱却できると思う」と強調した。