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ブラジリア 2月5日(ブルームバーグ):ブラジル政府は5日、2003年に最高40億ドル(約4800億円)相当のグローバル債を発行する計画を明らかにした。起債の時期は明示しなかったが、同国が国外市場で資金調達するのは昨年4月以来となる。
ブラジルの資金調達コストは、隣国アルゼンチンに続いてデフォルト(債務不履行)に陥るとの懸念を背景に、過去1年で上昇している。投資家の一部には、ルラ・ダシルバ大統領が同国の国債の需要見通しを過度に楽観しているとの見方もある。
ダービー・オーバーシーズ・インベストメント(ワシントン)で新興市場資産約10億ドルの運用に携わるジェラーティ氏は「わたしはかなり懐疑的だ」と述べ、ルラ大統領が歳出抑制に取り組む姿勢がより鮮明になるまでは、ブラジル債は購入しないと語った。
ブラジル財務省首脳のレビ氏によると、同国は年内に期限を迎える外貨建て債と借入金73億ドルの約55%を借り換えるため、国外で資金調達する必要があるという。