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(回答先: 大底? 投稿者 謎のS 日時 2003 年 2 月 05 日 01:49:19)
ひょっとすると日本株超悲観論を少し宗旨替えする時が来たかもしれない。[備えよ、日本株を買う日は近い]モルガンスタンレー証券のレポート
投稿者 Ddog 日時 2003 年 1 月 19 日 01:53:30:
1月16日あたりより、外人の日本株の買い物が目立ち始めました。
1月17日の寄り付きで外人が500万株ほど買い越してきました。これはどうしたことだと情報を求めました。1月10日付の[備えよ、日本株を買う日は近い]モルガンスタンレー証券のレポートを入手。
まだ、超悲観論より脱却できずにいる私を含めたマーケット参加者は、まだ疑心暗鬼中です。そんななかで出回っているレポートが妙に信憑性が高く感じてしまう。
以下 Ddogがその7枚ほどのレポートの趣旨を読み取りつつ要約しました。
・ 日本市場投資戦略 2003年日本株を買うチャンスがくるだろう
筆者 モルガンのストラジスト神山直樹氏は、日本株が大きなリターンが実現すると可能性が高いと判断。買うタイミングは年前半。1−3月期 先進国株式市場で比較的高いパフォーマンスを示す。
モルガンのグローバル投資戦略担当のBarton Biggs は2003年の日本株を中立以上に選考、オ―バーウェイトするとした。
神山氏は昨年一貫して日本株をデフェンシブ推奨であったが、2003年前半売りのクライマックスを迎え、年後半から2004年前半まで上昇を予想。
理由 1.産業構造改善の兆し。 理由 2.2004年景気回復期待
産業構造改善はいつのまにかやってくる。2−3月に一つのピークを迎えると予想。現在不良債権が維持している過剰生産力は漸進的に処理され、建設(2.6兆円不良債権の11%)、小売卸売(3.6兆円同15%)といった業種で処理の進展があり過当競争が緩む。(他不良債権、製造業2.3兆円.不動産7.5兆円)
年初リスクプレミアムは急騰株価下落、しかし超悲観はそれで山を越える。過当競争が終焉すると優良企業が予想すれば、マーケットシェア拡大期待ちが盛り上がり、経営者は利益獲得チャンス拡大とみて新規投資採用に踏み切る。勝ち組が更に勝ち進めれば株式市場が反応するだろう。マイカル倒産時イトーヨーカ堂の株価の動きと同様な動きが多発すると考える。株式市場は少数の勝ち組に引き上げられ上昇する可能性がある。
イトーヨーカ堂も勝ち組ではいられない、電気量販店の様な専門店が流通を凌駕してしまうかもしれない。現在勝ち組はまだ明確になっていない。産業再生機構の趣旨を踏まえ徐々に明らかとなる。
産業構造改善は不良債券処理加速と再生機構の発足が引き金となる。
2002年10月の内閣改造で、不良債権処理は金融問題でなく、日本経済全体の問題で、マクロ政策だけでなく、産業政策が必要で、過当競争を減らすことが明確化された。
あいまいなリーダーシップの発揮のおかげで、産業構造改善は民間セクターの自助努力の形で進む。政治家官僚の能力では疑問であるのでかえって望ましい。
民間は政府の枠組みを先んじて予測し努力する。UFJの国営化を恐れたニチメン日商岩井の統合などがその自助努力を始めた兆候ろ見るべきであろう。
となると、政府の政策転換で、インタゲ政策に明確に方向転換すれば、企業活動に大きな影響を与える。企業は生産量増大を模索し、株式市場は実際に生産する前から、1年後を織り込み始める。産業再生の動きを甘く見るべきでない。
中華鍋型で回復するであろう、2004年の生産回復を織り込むのは2003年後半。
急速な不良債権処理と失業者の増大は、消費を冷え込みさせ、景気回復先送りさせるかもしれないが、モルガンスタンレーストラジスト佐藤氏窓口介入シナリオの予測では、生産は循環的に回復するだろう(ほんとかい?Ddog)。
結論
日本株はTOPIXで一時的800割れ、年内1000ポイントを超える。1200程度までのオーバーシュートもありうる。
新陳代謝は始まっている
マクロ政策とミクロの不良債権処理の金額ばかり見ていては、株式市場を見誤る可能性がある。株式市場は(金利や為替といった)一つの数字を追っかける市場でない。公開企業約3000社の企業活動を追いかける場である。日経平均TOPIXだけで判断したら、日本はどうしようもない重病に見えるが、国際競争で勝ち抜くセクターは93年より、時価総額が大きい。新陳代謝は、ITバブル崩壊のどで見えにくくなっていだけのことで、確実に進んでいる。国内サービス業と金融の立ち直りの道筋さえ見えれば、アナリスト達の予想利益の変更より早く、株式市場は立ち直る。
以上
ちょいと説得力に欠ける部分がありましたが、このレポートで注目点は、TOPIXが600に落ちるより、1000になる確率が高そうだと、外資は考えていることだ。
まだ「早いか」と思うが、ひょっとすると日本株超悲観論を少し宗旨替えする時が来たかもしれない。
「大相場は、悲嘆のうちに始まり、懐疑のうちに育ち、歓喜のうちに終わる。」
この時点では確かに疑心暗鬼ながら9000円を伺うところまで戻るも下落したが、依然外資は安値を拾っているようです。