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(回答先: 2003年問題は不良債権増加ってこと? 投稿者 銀二 日時 2003 年 2 月 05 日 16:35:40)
銀二さん、こんにちわ。
オフィス店舗需要を超えて不動産スペースが供給されるのが2003年問題です。
新築物件は、地価・建築費が下落している上に最新鋭の設備を持っていますから、競争力があります。
この意味で、新築物件を建設した不動産業者は、他に不良物件を所有していない限り、借り入れを順調に返済できるはずです。(返済計画はデフレを織り込んだものになっているでしょう)
問題になるのは、現在そこそこの賃貸収入を得ている物件を持っている業者です。
高級中級の既存物件は、立地に優れていないとコストパフォーマンスで新築物件に入居者を奪われることに成ります。
新築物件と直接競合しない低級物件も、高級→中級からの玉突き的圧力を受けて資金繰りがおかしくなります。
90年代初頭までに建設した物件は、インフレを織り込んだ返済(資金)計画で動いていますから、ただでさえこの数年苦しい経営を強いられています。
そのため、ちょっとした“風雨”で倒れてしまいます。
このような連鎖で、借り入れの利払いや元本の返済できない不動産業者が増加することは間違いないでしょう。
バブル時期に本当のババをつかんだ業者は、既に破綻しています。