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みずほフィナンシャルグループは、持ち株会社が保有しているみずほコーポレート銀行株式の実質的な含み損を2003年3月期決算で処理する方針だ。処理額は2兆―3兆円にのぼる見通しだが、資本準備金を取り崩して処理し、配当に影響が出ないようにする。含み損を早期に処理し、経営の健全化を進める。
同グループは5日、臨時株主総会を開き、優先株発行の承認を得る予定。1兆円の資本増強を計画しており、株主に含み損の早期処理などで収益の不安を払しょくできると説明、理解を求める。
今回は、保有する上場株式の株価が簿価よりも5割以上下落した場合、含み損を処理するように定めた減損処理のルールに準じた対応だ。
みずほコーポ銀株はみずほホールディングスが100%保有する非上場株式だが、赤字決算などで株主資本が大幅に減少している。みずほコーポ銀は2003年3月期に不良債権処理を拡大するため、1兆2000億円の最終赤字となり、株主資本は6000億円程度に低下する見込み。持ち株会社の帳簿上の簿価約3兆円と比べて約8割、約2兆4000億円の実質的な含み損を抱えることになる。