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東京 2月4日(ブルームバーグ):「孤立無援、四面楚歌の竹中さんを励まそうじゃないか」――。とかく「竹中批判」の強い自民党内に、“心強〜い” 「応援団」が現れた。4日昼、自民党本部。谷畑孝氏らが発起人となって呼びかけた「竹中平蔵経財・金融相を激励する会」の有志議員が20人以上勢ぞろいし、金融相を温かく迎えた。
「竹中大臣との懇談会」。こう題した昼食会は、谷畑氏や蓮実進氏ら森派の若手議員主催で開かれた。冒頭、谷畑氏は「竹中さんは国会議員でない大臣なので、ぜひわれわれでバックアップしよう。これまで若手議員と率直にお話しする機会がなかったので、きょうは忌憚のない意見交換をしていただきたい」と挨拶。
隣に座った竹中金融相は、着席するなり、挨拶を聞きながらにこやかな表情でカレーライスをぱくついた。谷畑氏の挨拶が終わると、金融相は感謝の言葉を述べたうえで、「改革実行に向け、小泉(純一郎)総理の意思はみじんも揺らいでいないし、わたしも全力で総理を支えるつもり。先生方と議論して、ぜひ政策に生かしたい」と応じた。副大臣の伊藤達也氏も駆け付けた。
会合は小1時間で終了。竹中金融相は「皆さん、やはり改革は必要だということで激励していただき、改めて意を強くした」とコメント。記者団に「自民党内に“竹中支持派”出現か」と言われると、「いや、“改革支持派”じゃないですか」と切り返した。
金融相によると、会合では「皆さんから、デフレ対策の中身や、特に日本銀行の金融政策について、基本的なことから応用的なことまでご質問いただいた」。谷畑氏も「竹中さんは、やっぱり日銀のマネーが少ない、もっとマネーを(潜在)経済成長率並に出していかないとものごとが動かない、と強調していた」と述べ、金融相が追加緩和の必要性を説いたことを明らかにした。
また、「皆さん、地元に帰ると中小企業向けの貸し渋り、貸しはがしがすごいと聞くので、そういったことに対するご意見も出た」(伊藤副大臣)ほか、「竹中さんは、貸し渋りを解消するため、必要な金融機関には公的資金を入れて資本増強させるという方針をあらためて示した」(蓮実氏)という。
仕掛け人の谷畑氏と蓮実氏は「ひっきりなしに質問が出て、活発な意見交換ができた。最初は10人くらいと思っていたが、もっと多くの方が集まってくれた。きょうは初めてだったが、これからもこういう機会を時々、持ちたい」と上機嫌だった。
東京 中島 三佳子 Mikako Nakajima