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[大阪 3日 ロイター] 関西経済連合会の秋山喜久会長は、インフレターゲット導入の是非が最近議論されていることについて、インフレターゲット導入によってデフレを克服することはできない、との見解を明らかにした。
定例記者会見で述べたもの。
同会長は、インフレターゲットはインフレを抑制しようとする際には有効との考えを示した上で、「今のようにデフレマインドが非常に浸透している状況では、資金供給というものがインフレに結びつく可能性はかなり小さい。デフレ克服の色々な手段(のひとつ)として排除するものではないが、インフレターゲットでデフレが克服できるとは思っていない」と語った。また、現在のように消費や投資といった需要が冷え込んでいる時期になんらかの手段で資金量を増加させてインフレターゲット達成を目指しても、デフレ克服にはつながらない、とした。
その上で、「インフレになるような消費者、企業マインドにもっていくことが大切だ。インフレターゲット論や円安論はやや他力本願ではないか」とし、むしろ需要創出の方策を考えていくべき、との考えを示した。
一方、"日銀の速水総裁の後任にはどんな人物が望ましいか"との問いに対しては、「金融、財政、産業政策の総合判断、ポリシーミックスが重要になってきている。単なる金融の専門家ではなく、財政、産業、金融といった幅広い立場から判断できる人が望ましい」と答えた。
(02/03 18:32)