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ワシントン 2月3日(ブルームバーグ):今週発表される米経済指標は、製造業景況感の改善の遅れや、景気回復が加速するまで企業が新規採用に消極的な様子を示す見込みだ。
ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想によると、労働省が7日発表する1月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比6万8000人増と、3カ月ぶりでプラスに転じる見込み。ただ、エコノミストが失業改善に必要とする「同15万人増」には遠く及ばない。失業率は3カ月連続で8年ぶり高水準となる6%を記録するとみられている。
2001年暮れにリセッション(景気後退)が終了して以降、景気は断続的な成長を続けている。昨年10−12月期の国内総生産(GDP)成長率は前期比年率0.7%と、2001年第3四半期(7−9月)のマイナス成長以来、最低の伸びを記録した。イラク戦争が始まれば、景気悪化やエネルギー価格上昇につながるとの懸念から、企業は設備投資を先送りしている。
半導体製造装置最大手、米アプライド・マテリアルズは1月31日、11−1月の受注について、前期に比べ35%減少したもようだと発表。モーガン会長兼最高経営責任者(CEO)は「景気の弱さや地政学的な不透明感の持続により、顧客企業は設備投資を先送りしており、受注が予想より大幅に不足している」と説明した。
米供給管理協会(ISM)が3日発表する1月の製造業景気指数は54.0と、景気拡大・縮小の分かれ目となる50.0を3カ月連続で上回るものの、同昨年12 月の55.2(改定)を下回る見込み。
ISMが5日発表する1月の非製造業景気指数は、54.0と同12月の54.2 (改定)を下回る見込み。また、商務省が4日発表する12月の製造業受注は、自動車販売の伸び鈍化で前月比0.8%減となった11月に対し、同0.3%増になるとみられている。
商務省が3日発表する12月の建設支出は同0.4%増の見込み。同11月は 0.3%増だった。労働省が6日発表する先週の失業保険新規申請件数は39万件と、前週の39万7000件に比べ7000件減少する見込みだ。
また、労働省が6日発表する昨年10−12月期の非農業部門労働生産性は前期比年率0.7%上昇と、7−9月期の同5.1%上昇を下回る見込み。商務省が7非発表する12月の消費者信用残高は前月比32億ドル増の予想。11月は同22億ドル減だった。
今週発表の主な経済指標
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日付 時刻 発表指標 予想数値 前回実績
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2/3 10:00 12月 建設支出 0.4% 0.3%
2/3 10:00 01月 ISM製造業景気指数 54.0 55.2
2/3 10:00 01月 ISM支払価格指数 56.8 56.9
2/4 10:00 12月 製造業受注 0.3% -0.8%
2/5 10:00 01月 ISM製造業景気指数 54.0 54.2
2/6 8:30 先週 失業保険新規申請件数 39.0万 39.7万
2/6 8:30 04Q 非農業部門生産性指数 0.7% 5.1%
2/6 8:30 04Q 単位労働コスト 2.9% -0.2%
2/7 8:30 01月 失業率 6.0% 6.0%
2/7 8:30 01月 平均時給 0.3% 0.3%
2/7 8:30 01月 非農業部門雇用数(前月比) 6.8万 -10.1万
2/7 8:30 12月 卸売在庫 0.2% 0.2%
2/7 8:30 12月 卸売売上高 0.5% 1.2%
2/7 15:00 12月 消費者信用残(前月比、億ドル)32 -22
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(発表時刻は、米東部時間)
(「04Q」は昨年10−12月期、数字の前の-はマイナスを表す)
ワシントン Vince Golle、Terry Barrett 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata