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東京 2月3日(ブルームバーグ):スーパー大手のイオンは、食肉加工品の製造などを手掛けるプリマハムとの取引を停止した。イオンの自社開発商品(PB)の委託先であるプリマハムが商品仕様書とは異なる原材料を扱ったことが判明したため。イオンでは契約違反に基づいてプリマを提訴するとしている。
イオンが1日発表した報道資料によると、イオンのPB「トップバリュアスパラベーコン巻き」について、プリマハムが契約とは異なったベーコンを使用していることが判明。さらに、このベーコンを使用したことで原材料表示が必要だったが、虚偽の報告がされていたという。
これによりイオンではプリマへの発注は1日までで、2日の時点でプリマの全商品を売り場から撤去したという。また、「今後の取引再開について現在、検討中」(イオンのコーポレートコミュニケーション部の杉本寛子氏)としている。
同商品はイオングループのジャスコやマックスバリュなど全国約750店舗で2002年4月から2003年1月までの間、約47万パックが販売されていた。イオンではこの商品を回収するとともに、消費者に返金するという。「損失額は現在、集計中」(同氏)。
一方、プリマハムはこれに対しておおむね事実を認めたうえで、全社を挙げて品質保証体制の強化を図っていく、としている。
プリマの3日付の報道資料によると、イオンのアスパラベーコン巻きの製造では、卵白の成分を含まないベーコンを使用するという契約で、98年の契約当初はこれが守られていたという。今回の調査結果では、2001年6月以降、委託先が卵白の入ったベーコンを使用していたことが判明したという。
これによりプリマハムの株価は前週末比9円(19.15%)安の38円。(午前9時59分現在)
東京 堤 紀子 Noriko Tsutsumi