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【ニューヨーク=田中昭彦】米化学大手のダウ・ケミカルの10―12月期決算は、最終損益が8億900万ドル(約960億円)の赤字だった。アスベスト訴訟の賠償関連費を特別費用として計上し、赤字幅は前年同期の22倍弱に膨れ上がった。コスト構造の改善策として、今年3000―4000人を削減する方針を明らかにした。
買収したユニオン・カーバイドのアスベスト訴訟の賠償関連費が8億2800万ドル(税引き前)と重くのしかかった。一時費用を除いた最終損益は1億7200万ドルの赤字。売上高は9%増えたが、原油・天然ガスなどの原料費が35%上昇したため5億5000万ドルの経費増につながった。
2002年12月期通期の売上高は前年比6%減の274億3400万ドル。最終損益は3億3800万ドルの赤字だった。ウィリアム・スタブロプロス会長兼最高経営責任者(CEO)は「昨年末時点で15億ドルの余剰および不採算設備がある」として、工場閉鎖・売却などを加速する考えを示した。 (12:01)