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2003年1月30日 木曜日
「金融機関が多すぎる」として、統廃合を進めている政策は異常です。このような政策のもとで、北海道や栃木県では地域に根ざして町の発展に貢献してきた金融機関がもはや存在しなくなりつつあります。町の企業は相談できる身近な金融機関を失い、大変な危機を迎えようとしています。千葉県の船橋や京都でも類似の傾向が現れており、地元では地域経済を守る運動を起こしています。
景気回復を言うのなら、やっていることがまったく逆なのです。不良債権処理を強硬に進めることが、景気の足を引っ張っていることに早く気付くべきです。バブル期に本業以外に手を染めてバブル崩壊後に行き絶え絶えになっている大企業と、地道に正業を守ってきた中小零細企業を不良債権として同列に処理しようとする政策は、良識ある海外のメディアからも疑問視されています。
(アイデア売りますのサイトより)
「今、東京の銀座と日本橋の老舗街で起こっていることを報告します。それはムチャクチャな金融機関の貸し剥がしです。金融機関は今後長期のデフレを予想しています。このためこれから地価の下落しそうな、銀座では並木通り、日本橋では宝町の老舗をターゲットにして昨年から債権回収をはじめたのです。驚いてはいけません。多くの企業は黒字経営、キャッシュフローもしっかり回っています。……金融庁のご指示だそうです。……老舗の持っている多くの担保物件が昨年処分されました。私の友人の老舗企業は金利と元金を払っているにもかかわらず、突然RCC送りです。売却したビルを買いにやってくるのが外資の投資会社です。……国の誤った政策のため、300年、400年続いた老舗が消えていこうとしています。これは過去400年にもなかった余りにもムチャクチャな政策が今起こっているのです。」
企業や商店に対し容赦のない貸し剥がしが行われている。多くの企業が倒産、廃業に追い込まれ、銀行の貸し剥がし攻勢のなかで地獄の苦しみにあえいでいる。これは、もとをただせば、森・小泉両内閣の従米主義によるのである。日本国民の利益より米国ファンドの利益を優先する従米路線の結果である。日本国民がこのことに気づき、小泉首相と竹中金融相による破壊的改革を阻止しなければ、日本は滅びるであろう。
(森田実の時代を斬るのサイトより)
町を歩いていると駅前の一等地のビルの一階がシャッターが閉まったままになっているところが多くなりました。銀行の統合により重複する店舗を閉鎖しているからです。新宿、渋谷、池袋といった、山手線のターミナル駅前では特に目立ちます。しかし地方に行くと、その町に一つしかない銀行が、不採算を理由に支店を閉められ、そこの住民が不自由をしいる結果になっている。証券会社にいたっては地方都市には縁のないものとなっている。
協同組合的に作られた商店街の金融機関が、金融庁の検査対象になり、次々と潰されている。これは明らかにおかしな政策だ。日銀の速水総裁は日本には銀行が多すぎると指摘している。しかし町に銀行や信用組合が一つもないという状況は、決して銀行が多すぎるとは言えない筈だ。アメリカには8000行以上の銀行があるが日本は850行ほどだ。これで日本の銀行がどうして多すぎるのか、訳がわからない。
金融庁は一律に検査マニュアルに則って検査をしている。しかし地域金融と中小企業金融と、都市銀行の検査内容を一律に検査するのはおかしい。そして大手の企業が数千億の債権放棄を受けて生き延びているのに、中小企業や個人企業は、その分貸し剥がしを受けて倒産させられて、担保が売り飛ばされている。それをハゲタカファンドが買いあさっている。一体地元の政治家達は何をやっているのだろう。
国会審議を見ればもちろん、代議士の先生方は「中小企業を守れ」とか、「地域金融を守れ」とか言っているが、竹中金融大臣は暖簾に腕押しだ。小泉首相は銀行を潰すことが「構造改革」と思っているらしい。自民党の実力者達も、地域経済が極めて悪いのに、妙におとなしい。「北朝鮮カード」が効いているのだろうか。小泉・竹中内閣がこのまま不良債権早期処理を進めていけば、中小企業の倒産がより多くなってゆくことになる。
どうしても早期に処理をしたければ、銀行の不良債権や保有株式を簿価で買い取り、公的資金を注入すればいい。それによる損失の差額は国債を発行して日銀に買い取らせればいい。何でもかんでも税金で穴埋めしようとするから、抵抗が大きくなり不良債権はなかなか処理されない。日銀の官僚たちはこのような意見を極論として聞く耳を持たない。小泉・竹中政権はハゲタカに日本の資産を売り渡すのが使命だから、このような大胆な意見には反対だろう。民主党も「構造改革」論者が多く話にならない。
マスコミももっぱらイラク問題や、北朝鮮問題に話題を奪われて、経済問題は隅に追いやられている。しかし構造改革の痛みはじわじわと小泉改革の支持者達にも及び始めている。生命保険の予定利率の引き下げや、消費税の引き上げや、税金社会保険料の負担増となって跳ね返ってきている。やがては一家の大黒柱が失業して、生活が破綻する時が来るが、その時は自民党内閣ではなくなっているだろう。最後に替え歌をどうぞ。
『(小泉)どうにもとまらない』
山本リンダさんの名曲『どうにもとまらない』の替え歌です。
2001.11.23/作詞/桜花
小泉信じちゃいけないよ♪
マスコミつるんでグルなのさ♪
いつでも改革夢を見て♪
生きているのが好きなのさ♪
国民不安な明日(あす)を抱(だ)き♪
いつかは自分もリストラか♪
いつでもニュースを聞くたびに♪
景気対策 優先だ♪
ああ現実の ああ経済を♪
知らぬ竹中 あなたしだいでは♪
ああ不景気の ああ下げ止まり♪
もうどうにもとまらない♪
地方交付金やらないぞ♪
高速道路もみなおしさ♪
医療費負担を重くして♪
いつも泣くのは国民さ♪
小泉期待にあおられて♪
うぬぼれ気分がもえてくる♪
ほんとは人気がないくせに♪
誰か止めなきゃだめじゃない♪
ああ民営化 ああ廃止策♪
日本の未来 ほんと大丈夫?♪
ああ小泉の ああ改革は♪
もうどうにもとまらない?♪
官僚信じちゃいけないよ♪
マスコミつるんでマキ子たたき♪
首相と長官 意のままに♪
人事更迭 見送りさ♪
マキ子大臣 負けないで♪
いつでも国民応援さ♪
マキ子節をうならせて♪
外務官僚 一掃だ♪
ああ国民の ああ血税は♪
外務官僚 無駄使い♪
ああプール金 ああ2億円♪
もういい気になるなよな♪
庶民のささやかな抵抗です。
この替え歌『(小泉)どうにもとまらない』に関しては著作権を主張しません。
転載・配付を自由に認めます。
カラオケなどで歌っておおいに盛り上がりましょう。
おおいに広めましょう。