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個人向け国債に対する民間金融機関からの販売希望額が、発行予定額(3000億円)の10倍の3兆円にのぼったことが30日明らかになった。392の民間金融機関が販売希望額を財務省に申請、同省は同日、希望額の11%ずつを販売枠として各機関に通知。個人向け国債は新たに発行されるもので、個人の資金運用先として人気が出ると各機関とも判断した。
3月10日の初回発行で、民間金融を通じた発行額は約3300億円。約70の証券会社が合計1900億円、銀行などその他の金融機関が合計1400億円を扱う。郵便局での販売予定額の500億円と合わせて3800億円を発行する。
各金融機関は2月3日に原則として先着順で個人からの予約を受け付ける。2月の時点で初回発行分の販売枠に加えて、4月の第二回発行分の先取り予約を初回販売枠の2倍を上限に受けることが可能。この先取り予約分と合わせると、全体で総額1兆1000億円強の予約ができる。 (16:01)