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日産ディーゼル工業は05〜06年をめどに、中国の商用車生産(02年は1000台)を10倍増の1万台に引き上げる方針を固めた。生産拠点の合弁会社、東風日産ディーゼル汽車が大型トラック(総重量18トン級)や中型バスの生産を新たに始める。日産ディーゼルは、日産自動車が今春設立する新合弁会社とも高級バスを共同開発する方向で調整に入り、急伸する自動車需要を商用車の立て直しに結びつける。
東風日産ディーゼルは、日産ディーゼルや中国の東風汽車などの出資で96年に設立。ミキサー車などの大型トラック(同24トン級)と大型バスを生産している。
今後は中国で高速道路網が整備され、長距離を速く走る商用車が伸びると判断。既存車より軽いタイプのトラック・バス市場への参入を固めた。「投資を抑えて利益を得る」(日産ディーゼル幹部)ため、設備増強投資はせず、組み立てラインを工夫して対応する。
また、日産ディーゼルは合弁事業とは別に、合弁相手の東風汽車本体と結びつきを強める。第1弾が、日産自と東風汽車が設立する合弁新社と共同で、長距離バスや観光バスなどの「高付加価値バス」を開発する計画。日産ディーゼルの埼玉県上尾工場から半製品を輸出するか、合弁新社傘下のバス部門を技術支援するか、今後詰める。
中国の商用車を巡っては、いすゞ自動車が資本提携先の米ゼネラル・モーターズや上海汽車と大型トラックの生産会社を設立する方針を固めるなど、日本メーカーを軸にした外資の現地生産計画が相次いでいる。