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三菱東京フィナンシャル・グループが29日発表した米国会計基準による02年9月中間決算は、1037億円の当期黒字となり、1880億円の当期赤字だった日本の基準と大差がついた。米基準では保有株式の簿価が低いうえ、不良債権の引き当て基準が厳しい分、株や債権の売却益が拡大したためだ。同グループの日米基準で黒字・赤字が逆になるのは初めて。
日本では従来、売却益を出すために株式の売り買いを同時にするクロス取引が認められ、簿価を引き上げていたが、米では株を売りきった場合にのみ売却益が出るため、簿価が低いままだ。株式売却損益は、日本基準で1000億円近い赤字だったのが、米基準では1600億円の黒字だった。そのうえ、9月末時点でも有価証券の含み損益が95億円の含み損である日本基準に対し、米基準は1兆4000億円の含み益だ。
日本では7割程度の貸し倒れ引き当てを積む破綻(はたん)懸念先向けの債権も、米では100%引き当てが必要で、こうした債権の売却などに伴う利益も1000億円にのぼった。
(19:23)