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(回答先: 金融庁、大手12行対象に 特別検査に着手 [東京新聞] 投稿者 竹中 閉蔵 日時 2003 年 1 月 29 日 00:33:49)
竹中平蔵金融・経済財政担当相は28日の閣議後の記者会見で、金融庁が大手銀行12行に特別検査の実施を27日に予告通告し、同検査に着手したことを明らかにした。竹中金融相は今年の特別検査の方針について「昨年と同じような方向で考えている」と述べた。
金融庁は各行への立ち入り検査を順次開始し、3月までに終了する。検査では平成15年3月期の資産査定を行い、結果は4月中に公表する方針だ。
特別検査は、金融庁が大手銀行の大口融資先に潜む不良債権をあぶり出すために実施。債務残高が100億円以上で、株価や格付けなどの指標が大きく低下した大口融資先を重点的に調べる。
特別検査は14年3月期決算に合わせて行われたのが最初で、金融庁が昨年秋に定めた「金融再生プログラム」で、再実施が決まった。
今回は、外部の企業再生の専門家ら11人で構成する「再建計画検証チーム」と連携して実施。企業の再建計画の妥当性を検証し、検査官や銀行側、公認会計士の三者で協議して検査対象企業の再建計画の是非も判定する。
銀行は、融資先の経営安全性に応じて債権を区分しているが、特別検査によってこの区分が見直され、将来の貸し倒れに備えた引当金の積み増しを迫られる可能性がある。昨年度の特別検査では対象となった149社のうち、71社の債権区分が引き下げられた。
引当金の積み増しを大きく迫られた場合、大手行の不良債権処理損もそれだけ膨らむことになり、各大手行は昨年末以来、なりふり構わない自己資本増強策に走っている。