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都銀や大手地銀の企業向け融資の利ザヤが拡大している。日銀が28日発表した1月の主要銀行貸出動向アンケート調査によると、過去3カ月間の利ザヤの変化をみる利ザヤ設定DI(「拡大」―「縮小」)が、長期債格付けがトリプルC格以下に相当する信用力の低い企業向けでプラス52となった。前回より6ポイント縮小したが、依然として拡大基調が続いている。
格付けがトリプルB格以上に相当する優良企業向けでも、DIは、拡大と縮小が同水準だった前回からプラス八に高まった。
調査は3カ月ごとに、融資残高の多い国内の主要50行を対象に実施している。
銀行は融資額の拡大に努めているが、条件は厳しくしている。企業への融資姿勢がどう変化したかを示すDI(「積極化」―「慎重化」)は中小企業向けがプラス34で、前回に比べ4ポイント上昇した。ただ融資条件のDI(「緩和」―「厳格化」)は、利ザヤ設定が中小企業向けでマイナス20、借り手の信用リスク評価が同マイナス13となり、リスクに見合った金利を強く求める姿勢が浮き彫りとなった。 (19:01)
★ リスクに見合った金利というのは銀行の言い分だが、高い金利で貸し出しこともリスク増加要因だと思うけどね。